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ゲーミングPC!ASUS ROG Ally Xを本音で辛口レビューしつつ紹介!

  • 執筆者の写真: まるこ
    まるこ
  • 1月20日
  • 読了時間: 7分

ASUS ROG Ally X

世間では「最強のポータブルゲーミングPC」ともてはやされているASUSの『ROG Ally X』。

「前作の不満点がすべて解消された」「これを待っていた」なんて絶賛レビューばかり見かけますが、皆さんはどう感じていますか?正直、私は少し疑っています。「本当に価格に見合う価値があるのか?」「重さは気にならないのか?」「Windowsの使い勝手は改善されたのか?」

今回は、スペック上の数字やメーカーの謳い文句に踊らされることなく、この『ROG Ally X』を徹底的に解剖します。良いところは認めますが、使いにくい点やイマイチな点は容赦なく指摘します。決して安い買い物ではありません。購入してから「こんなはずじゃなかった」と後悔したくない人は、ぜひ最後まで付き合ってください。

ASUS ROG Ally Xとは?普通のポータブルゲーミングPCとの違いをわかりやすく解説


ASUS ROG Ally X

まずは基本の整理です。『ROG Ally X』は、簡単に言えば「Nintendo Switchの形をした、中身がゴリゴリのWindowsパソコン」です。

前作(白かったモデル)からの大きな変更点は、真っ黒になったボディカラーだけではありません。メモリが16GBから24GBに増強され、ストレージも1TBに倍増、そして何よりバッテリー容量が2倍(80Wh)になりました。

ここで初心者が誤解しやすいのが、「ゲーム機」だと思って買うと痛い目を見るということ。

Steam Deckのような「ゲーム専用OS」を搭載した端末とは違い、こいつの中身はあくまで「Windows 11」です。つまり、何でもできる反面、起動や設定、トラブルシューティングは普通のパソコンと同じ手間がかかります。「電源を入れたらすぐ遊べる」というコンソール機のような手軽さを求めているなら、この時点で回れ右をしたほうがいいかもしれません。


目次


ASUS ROG Ally Xはどんなシーンに向いている?相性の良い場面

この715gという重量級ボディ、どこで使うのが正解なのでしょうか。

向いているのは間違いなく「自宅のソファやベッド」です。 母艦のゲーミングPCの前に座り続けるのがしんどい時、寝転がりながらAAAタイトルを遊ぶ。この用途においては最強クラスです。また、出張先のホテルでガッツリゲームをしたいビジネスマンにとっても、ゲーミングノートPCを持ち歩くよりは現実的な選択肢でしょう。

逆に、「毎日の通勤電車で立って遊ぶ」のは苦行です。715gはずっしりと手首にきます。また、カフェで優雅に…と思っても、冷却ファンの音が静かになったとはいえ、高負荷時はそれなりに排熱があります。そして何より、キーボードがないので「ちょっと仕事も」なんて甘い考えは捨てたほうが賢明です。


ASUS ROG Ally Xのメリット


ASUS ROG Ally X

辛口レビュアーの私でも認めざるを得ない進化点はいくつかあります。

まず、バッテリー持ちです。前作は「ポータブル(笑)」と揶揄したくなるほどバッテリーが持ちませんでしたが、今回は実用レベルになりました。AAAタイトルでも設定次第で数時間は遊べます。これは素直に評価できます。

次に、メモリ24GBの恩恵。これは地味ですが大きいです。Windows自体がメモリを食うため、前作の16GBではゲームに割り当てる分がカツカツで、フレームレートが安定しないことがありました。今回は余裕があります。

そして、USB-Cポートが2つになったこと。前作は1つしかなく、充電しながらUSB機器を使うにはドックが必須でした。この「当たり前のこと」ができるようになったのは大きな改善です。また、グリップ形状が見直され、重くなった割には持ちやすさが向上している点も、設計者の努力を感じます。


ASUS ROG Ally Xのデメリット


ASUS ROG Ally X

さて、ここからが本題です。

最大のデメリットは「重さ」です。715gは重い。長時間持っていると確実に腕が疲れます。寝転がって顔の上に落としたら大怪我レベルです。

次に、「画面が有機EL(OLED)ではない」こと。ライバルのSteam Deck OLEDと比較すると、黒色の締まりや発色の鮮やかさで劣ります。価格が上がったのなら、液晶ではなくOLEDを載せてほしかったというのが本音です。

そして、相変わらずの「Windows 11の操作性」。7インチの画面でWindowsをタッチ操作するのは苦痛です。文字は小さいし、ボタンは押しにくい。ASUS独自のソフト(Armoury Crate SE)で誤魔化してはいますが、ふとした瞬間にWindowsのデスクトップ画面が出てきて、極小の×ボタンを必死にタップする羽目になります。

最後に価格。ハイスペックなのは分かりますが、約14万円〜というのはPS5が2台買える値段です。この価格に見合う体験が得られるかどうかは、かなり人を選びます。


ROG Ally Xはこんな人におすすめ

ズバッと言います。この端末を買って幸せになれるのは以下の人だけです。

「PCゲームのライブラリ(SteamやEpic、Game Pass)が充実していて、それを携帯したい人」 「画質設定やドライバー更新などのPCトラブルを自分で解決できる人」 「対戦ゲーム(FPSなど)をガチでやらない人(小さい画面とコントローラーでは不利)」

逆に、「Switchのような手軽さが欲しい人」「安くゲームがしたい人」「主にインディーゲームしかやらない人」にはオーバースペックですし、使い勝手の悪さにストレスが溜まるだけなのでおすすめしません。


失敗しないポータブルゲーミングPCの選び方

ASUS ROG Ally X

この手のデバイスを選ぶ際のポイントを辛口で解説します。

スペック 「Ryzen Z1 Extreme」クラスは必須です。これ以下のスペック(無印Z1など)だと、最新ゲームはカクカクで楽しめません。妥協してはいけないポイントです。

耐久性 スティックやボタンは消耗品です。ROG Ally Xはスティックの耐久性が向上していると言われていますが、過信は禁物。修理のしやすさや、保証期間もチェックしましょう。

価格帯 10万円以下ならSteam Deck、10万円越えならWindows機という住み分けができています。中途半端な中華メーカーのUMPCに手を出すと、サポート面で泣きを見ることが多いです。

使いやすさ Windows機か、独自OS機か。汎用性を取るならWindows(Ally Xなど)、ゲームへの没入感と楽さを取るならSteam OS(Steam Deck)です。

サポート品質 ここが一番の辛口ポイントですが、ASUSのサポート体制についてはネット上で様々な評判があります。「神対応だった」という声もあれば、「対応が遅い」「修理費が高い」という声も。万が一の時のために、家電量販店の延長保証などに入っておくのが自衛手段です。


高価格モデルは何が違う?安いモデルとの性能差

ASUS ROG Ally X

「前作(旧ROG Ally)の中古が安くなってるけど、そっちじゃダメ?」という疑問に対して。

結論から言うと、メイン機として使うなら高くても『Ally X』一択です。 理由は単純に「SDカードスロットの不具合対策」と「バッテリー」です。前作は設計上の問題でSDカードリーダーが熱で壊れるという報告が相次ぎました。また、バッテリー駆動時間の短さはポータブル機として致命的でした。

安いモデル(前作や下位スペック版)は、あくまで「電源に繋ぎっぱなしで遊ぶサブ機」として割り切れる人向けです。「性能差」というよりは、「製品としての完成度」の差が価格に表れています。ケチって前作を買うと、モバイルバッテリーを持ち歩く荷物が増えるだけです。


ASUS ROG Ally Xを正しく使うコツ・お手入れ方法


ASUS ROG Ally X

長く使うための現実的なアドバイスです。

まず、吸気口・排気口を絶対に塞がないこと。ベッドの上で布団に沈み込ませてプレイするのは自殺行為です。内部温度が上がり、性能低下や故障の原因になります。

次に、Windows UpdateとMyASUS、Armoury Crateのアップデートはこまめにやること。面倒くさいですが、これをサボるとゲームが起動しなかったり、コントローラーが反応しなくなったりします。これがWindows機の宿命です。

そして、スティックのデッドゾーン設定。初期設定だと違和感がある場合が多いので、自分好みに調整する必要があります。「買ってそのまま快適」ではなく、「自分好みに育てていく」デバイスだと思ってください。


まとめ

良い点と悪い点を整理しましょう。

良い点

  1. 最強クラスの処理性能と24GBメモリ

  2. 実用レベルに進化したバッテリー持ち

  3. グリップ感と操作性の向上

  4. USB-Cポートが2つに増えた


悪い点

  1. 715gはずっしり重い

  2. 画面が有機ELではない

  3. Windowsの操作性は相変わらず微妙

  4. 価格が高い


買うべき人

  • PCゲーム資産を持ち運びたいヘビーゲーマー

  • バッテリー持ちを最優先する人

  • Windows PCとしても使いたい人


やめた方がいい人

  • 重いのが嫌な人

  • 有機ELの美麗画面にこだわる人

  • PCの設定やトラブルシューティングが苦手な人


『ROG Ally X』は、前作の不満点を力技でねじ伏せた「完全版」に近い製品です。ただし、重さと価格という新たなハードルも生まれています。自分のプレイスタイルと腕力、そして財布と相談して決めてください。

ASUS ROG Ally X

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