メカニカルキーボード!ロジクール Alto Keys K98Mを徹底レビュー!
- まるこ

- 12 時間前
- 読了時間: 7分
「メカニカルキーボード独特の『コトコト』という打鍵感を仕事でも味わいたい」「でもゲーミングキーボードは派手すぎる」
そんなユーザーの声を叶える製品として登場したのが、Logicool(ロジクール)の「Alto Keys K98M」です。ロジクール製品として初めて、打鍵感を柔らかくする「ガスケットマウント構造」を採用し、独自の「Marble Switch(マーブルスイッチ)」を搭載。「大理石のような滑らかさ」と謳われるその実力は本物なのでしょうか?
ネット上では「打鍵音が最高」「デザインが落ち着いていて良い」という期待の声がある一方、「価格が約1.8万円と高価」「98%配列の癖が気になる」「持ち運びには重すぎる」といった懸念点も見られます。
今回はメーカーから先行して実機を入手。その実力を確かめるために徹底検証しました。

【結論】「コトコト音」の癒やしをデスクに。仕事の質を高める大人のメカニカル
結論から言うと、Alto Keys K98Mは「タイピングの感触と音にこだわりたいけれど、自作キーボードのような難しい設定はしたくない」というビジネスパーソンに最適な一台です。
最大の魅力は、やはりその打鍵感。従来のメカニカルキーボードにありがちな「カチャカチャ」という高音や、底打ちの硬さが驚くほど抑えられています。「スコスコ」「コトコト」という上品な音と、指に吸い付くような感触は、毎日のメール返信や資料作成を「作業」から「楽しみ」に変えてくれるでしょう。
一方で、1.1kgという重量級ボディのため持ち運びには不向き。また、テンキー付きながら幅を詰めた「98%配列」は、矢印キーやDeleteキー周りの配置に少し慣れが必要です。
おすすめな人
オフィスや自宅で、長時間快適にタイピングをしたい人
「コトコト」という低めの打鍵音(Thocky sound)が好きな人
テンキーは必須だが、デスクを広く使いたい人
バッテリー充電の手間を減らしたい人(バックライトOFFで最大12ヶ月!)
おすすめできない人
カフェや出張先に頻繁に持ち運びたい人(重いです)
FPSなどのガチゲーマー(遅延重視ならGシリーズ推奨)
安価にメカニカルを試したい人(1万円以下の選択肢あり)
デメリットが気になる人へのおすすめ商品
もしAlto Keys K98Mの「価格」や「重さ」がネックになる場合は、以下の製品も検討してみてください。
もっと安価にメカニカルを試したいなら
ロジクール Signature K855
約1.1万円。ガスケット構造ではありませんが、赤軸メカニカルで軽快な打ち心地。テンキーレスでコンパクトです。
ゲーミング性能も求めるなら
ロジクール G913 TKL: 薄型メカニカルで反応速度が速く、ゲームと仕事を両立したい人に最適です。
4商品の比較表
項目 | Alto Keys K98M | Signature K855 | MX KEYS mini (KX700) | G913 TKL |
カテゴリ | プレミアム メカニカル (打鍵感重視) | スタンダード メカニカル (コスパ重視) | クリエイター向け パンタグラフ | ハイエンド ゲーミング 薄型メカニカル |
キースイッチ | メカニカル (Marble軸) ※コトコトした独自のガスケット構造 | メカニカル (赤軸) ※カチャカチャした軽快な感触 | パンタグラフ (Perfect Stroke) ※浅く静かで滑らか | 薄型メカニカル (GL) ※タクタイル/リニア/クリッキー選択可 |
サイズ | 96% (コンパクトフル) 矢印・テンキーあり | TKL (テンキーレス) | ミニ (60%クラス) | TKL (テンキーレス) |
テンキー | あり | なし | なし | なし |
接続方式 | Logi Bolt / Bluetooth | Logi Bolt / Bluetooth | Logi Bolt / Bluetooth | LIGHTSPEED / Bluetooth ※遅延極小 |
管理アプリ | Logi Options+ | Logi Options+ | Logi Options+ | G HUB ※ゲーミング設定向け |
バックライト | 白色 (輝度調整可) | なし | 白色 (スマートイルミネーション) | RGB (LIGHTSYNC) ※1680万色・アニメーション |
電源 | 充電式 (USB-C) | 単4乾電池 × 2本 | 充電式 (USB-C) | 充電式 (Micro-USB*) ※後継機XはType-C |
重量 | 約 1,100g (ずっしり重い) | 約 692g | 約 506g (軽量) | 約 810g |
静音性 | ★★★★☆ コトコト音 (心地よい低音) | ★★☆☆☆ 底打ち音あり (カチャカチャ) | ★★★★★ 非常に静か | ★★★☆☆ 軸によるが比較的静か |
参考価格 | 約 18,590円 | 約 11,000〜13,000円 | 約 16,000円前後 | 約 26,000〜30,000円 |
メカニカルキーボードAlto Keys K98M(K98MGR)とは?
Alto Keys K98Mは、2026年2月にロジクールから発売された、一般用途(非ゲーミング)向けのワイヤレスメカニカルキーボードです。
最大の特徴は、本体内部にシリコン製の「UniCushion ガスケット」を内蔵していること。これにより、キーを打った時の振動や衝撃を吸収し、独特の柔らかい打ち心地を実現しています。
【基本スペック】
サイズ: 幅401mm × 奥行147mm × 高さ39.6mm
重量: 1100g(実測値もほぼ同様、ずっしりしています)
接続: Logi Bolt USBレシーバー / Bluetooth(最大3台接続)
キースイッチ: Marble Switch(タクタイル系だが非常に滑らか)
キー配列: 日本語配列(JIS) 102キー(98%レイアウト)
バッテリー: USB-C充電式(バックライトOFFで最大12ヶ月)
カラー: グラファイト(K98MGR)、オフホワイト(K98MOW)
価格: オープン価格(直販価格 18,590円税込)
検証してわかったよい点・気になる点
1. 操作性・使い心地:脳に響く「極上のコトコト感」
実際にタイピングして最初に感じたのは、「あ、これはずっと触っていたくなるやつだ」という感覚です。
打鍵感: 独自の「Marble Switch」は、メカニカル特有の引っ掛かりが極限まで抑えられています。「大理石」の名に恥じぬ滑らかさです。ガスケット構造のおかげで底打ち感がマイルドで、長時間打っても指の腹が痛くなりません。
打鍵音: これがこの製品のハイライトです。安いキーボードのような反響音や金属音がなく、「コトコト」「ポコポコ」という低く落ち着いた音がします。オフィスで使っても周囲に迷惑をかけにくい、絶妙な音量です。
キーキャップ: 高級なPBT素材を採用しており、表面がサラサラしています。長期間使ってもテカリにくいのが嬉しいポイント。
2. 機能性:98%配列は「慣れ」が必要だが合理的
機能面ではロジクールらしい安定感がありますが、配列には少しクセがあります。
配列の評価: テンキーを残しつつ、マウスの可動域を広げるために幅を詰めた「98%配列」を採用しています。素晴らしいサイズ感ですが、「矢印キー」がメインキーに食い込んでいるため、ブラインドタッチで矢印キーを探す際に最初のうちはミスタイプしがちでした。また、「Delete」キーの位置もフルサイズとは異なるため、慣れが必要です。
接続性: Logi BoltとBluetoothの切り替えは爆速。「Easy-Switch」ボタンでPC、タブレット、スマホを瞬時に行き来できます。接続の安定性は完璧でした。
Logi Options+: 専用ソフトでのキーカスタマイズも可能。「ディクテーション」や「絵文字」キーを、よく使うショートカットに変更することで利便性が爆上がりします。
3. デザイン・質感:デスクが引き締まる「大人の道具」
検証機は「グラファイト(K98MGR)」でしたが、非常に高級感があります。
見た目: ゲーミングのような派手なライティングではなく、ホワイト単色のバックライトが上品です。キーの隙間から漏れる光が柔らかく、夜間の作業でも目が疲れません。
剛性: 1.1kgの重量があるため、タイピング中に本体がズレることは皆無。この「重さ」が良い意味で安定感に寄与しています。
4. メンテナンス性:掃除はしやすいが、持ち出しはNG
汚れ: PBTキーキャップのおかげで指紋は目立ちません。グレーカラーはホコリも目立ちにくいです。
取り回し: 前述の通り重いので、掃除の際に「ちょっと持ち上げる」のも少し気合がいります。据え置き前提で考えましょう。
まとめ
「仕事道具に投資して、毎日のモチベーションを上げたい」なら、間違いなく買いです。
ロジクール Alto Keys K98Mは、約1.8万円という安くない価格ですが、それに見合う「極上の打鍵体験」を提供してくれます。特に、これまで「メカニカルはうるさい」「ゲーミングは派手すぎる」と敬遠していた方にこそ、この「コトコト」という癒やしの音を体験してほしいと感じました。
毎日の仕事の9割を占める「文字入力」が快適になれば、生産性もきっと上がるはずです。
【検証結果】
打鍵感: ★★★★★(文句なしの最高評価)
機能性: ★★★★☆(配列に慣れが必要)
コスパ: ★★★★☆(高いが、ビルドクオリティ相応)
静音性: ★★★★☆(メカニカルとしては非常に静か)
もしあなたが、オフィスのデスクで「良い音」を奏でながら仕事を片付けたいなら、Alto Keys K98Mは最良のパートナーになるでしょう。







