BenQ ZOWIE XL2566X+を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
- まるこ

- 1月27日
- 読了時間: 6分
CT Pacific 2025の公式競技モニターとして採用され、FPSゲーマー界隈で大きな話題を呼んでいる「BenQ ZOWIE XL2566X+」。
400Hzという驚異的なリフレッシュレートと、BenQ独自のDyAc 2技術を搭載し、「敵がはっきり見える」「残像感が皆無」という評判がある一方で、ネット上には「TNパネルなので画質が悪いのではないか?」「価格が高すぎて手が出しにくい」といった懸念の声も見られます。
果たして、その性能は価格に見合うものなのでしょうか?今回は実機を使用し、その実力を徹底検証しました。
【結論】FPSで勝ちたいなら迷わず買うべき「勝利のための最終兵器」
結論から言うと、VALORANTやCS2などの競技性の高いFPSをプレイする人にとって、これ以上の選択肢はないと言えるトップクラスのモニターです。
最大の魅力は、圧倒的な「視認性の高さ」です。400HzのリフレッシュレートとDyAc 2(Dynamic Accuracy 2)の組み合わせにより、激しい視点移動時でも敵の輪郭がブレずにくっきりと見えます。実際に使用してみると、リコイルコントロールのしやすさや、動いている敵へのエイムの合わせやすさが段違いでした。
画質に関してはTNパネル特有の淡さはあるものの、ゲーム内の敵を見つけるための調整機能が充実しており、競技シーンにおいてはむしろプラスに働きます。
とにかく「撃ち合いで勝ちたい」と願うガチ勢にとって、最強の投資となるでしょう。

おすすめな人
VALORANT、CS2、Overwatch 2などのFPSを本気でプレイしている人
PCスペックが高く、安定して400fps以上を出せる環境がある人
画質の綺麗さよりも、敵の視認性と応答速度を最優先する人
VCTなどのプロシーンと同じ環境でプレイしたい人
おすすめできない人
RPGやアクション映画など、映像美や色彩を楽しみたい人
PCのスペックが低く、高フレームレートが出せない人
視野角の広さを重視し、サブモニターとしても活用したい人(TNパネルは視野角が狭いため)
デメリットが気になる人へのおすすめ商品
本商品はFPS特化型のため、用途によっては合わない場合があります。
映像美も楽しみたいなら
ASUS ROG Swift OLED PG27AQDM
有機ELパネルを採用しており、圧倒的な色彩表現と応答速度を両立しています。FPSだけでなく、RPGや映画鑑賞も高画質で楽しみたい方におすすめです。
コストを抑えつつ高性能を求めるなら
BenQ ZOWIE XL2546X
リフレッシュレートは240Hzとなりますが、同じくDyAc 2技術を搭載しており、FPS用途としては依然としてトップクラスの性能です。価格とのバランスを重視する方に最適です。
3つの商品の比較表
比較項目 | BenQ ZOWIE XL2566X+ | ASUS ROG Swift OLED PG27AQDM | BenQ ZOWIE XL2546X |
1. パネルタイプ | Fast TN (液晶) | OLED (有機EL) | Fast TN (液晶) |
2. リフレッシュレート | 400 Hz | 240 Hz | 240 Hz |
3. 解像度 | FHD (1920 x 1080) | WQHD (2560 x 1440) | FHD (1920 x 1080) |
4. 画面サイズ | 24.1 インチ | 26.5 インチ | 24.5 インチ |
5. 応答速度 (GtG) | 非公開 (TN最速クラス) | 0.03 ms | 0.5 ms |
6. 残像低減技術 | DyAc 2 (黒挿入・ストロボ) | OLED特有の高速応答 | DyAc 2 (黒挿入・ストロボ) |
7. 入力端子 | DP 1.4 x1, HDMI 2.0 x3 | DP 1.4 x1, HDMI 2.0 x2 | DP 1.2 x1, HDMI 2.0 x3 |
8. スタンド・調整 | e-Sports特化 (目盛り付き・省スペース) | ROG独自 (RGBロゴ・三脚) | e-Sports特化 (目盛り付き・省スペース) |
9. 推奨用途 | FPSガチ勢・プロ競技シーン | 高画質+競技性のハイブリッド | FPS競技入門・中級 |
10. 実勢価格 (目安) | 約 120,000円〜 | 約 105,000円〜 | 約 90,000円〜 |
BenQ ZOWIE XL2566X+とは?
ZOWIE XL2566X+は、eスポーツ向けデバイスブランドBenQ ZOWIEが展開する、プロフェッショナルグレードのゲーミングモニターです。VCT Pacific 2025などの公式大会で採用される実績を持ちます。
最大の特徴は、新開発の「Fast TNパネル」による400Hzのリフレッシュレートです。従来のIPSパネルや通常のTNパネルよりもさらに高速な応答速度を実現しています。
また、独自の動的精度向上技術「DyAc 2」を搭載しており、CRTモニターのようなキレのある映像描写を可能にしています。スタンドは高さ調整やチルト機能が充実しており、キーボードやマウスパッドの配置を邪魔しない省スペース設計になっています。
設定変更を手元で行える「S.Switch」や、画面への光の映り込みを防ぐ「アイシールド」も標準装備されています。
検証してわかったよい点・気になる点
今回はモニターが実際に「VALORANT」や「Apex Legends」をプレイし、以下の観点から検証を行いました。
1. 操作性・使い心地
実際にプレイして驚いたのは、やはりその「滑らかさ」と「明瞭さ」です。 特にVALORANTでジェットのブリンクやネオンのスライディングなど、高速で移動する敵を目で追う際、残像がほとんど感じられません。敵の頭がブレずに見えるため、フリックエイムの精度が自然と上がったような感覚に陥ります。 400Hzの恩恵を受けるにはPCスペックも必要ですが、240Hzや360Hzからの乗り換えでも、その「一枚上手」な感覚は確実に体感できました。
2. 機能性
BenQ ZOWIE独自の「DyAc 2」機能が非常に優秀です。オンにすると画面の輝度は若干下がりますが、フルオート射撃時の画面の揺れの中でも、クロスヘアとターゲットの位置関係が明確に把握できます。 また、「Black eQualizer」機能を使えば、暗い場所に隠れている敵が浮き上がって見えるようになります。色彩調整機能「Color Vibrance」も20段階で調整でき、敵の色を際立たせることが可能です。 手元の「S.Switch」で、マップやエージェントに合わせてプリセットした設定を瞬時に切り替えられる点も、非常に便利でした。
3. デザイン・質感
eスポーツ特化らしい、無骨で実用的なデザインです。 スタンドの土台がコンパクトで、キーボードを斜め置きしたり、マウスを大きく振ったりしても干渉しにくい設計になっています。 左右のアイシールド(遮光フード)は、部屋の照明の映り込みを防ぐだけでなく、「画面に集中する」という心理的な効果も高いと感じました。 ただし、ベゼル(枠)は最近の流行りのフレームレスではなく、あえて厚みを持たせています。これは画面端の耐久性を高めるためと、映像への集中力を高める意図があるようですが、スタイリッシュさを求める人には好みが分かれるポイントかもしれません。
4. 気になる点:画質と視野角
スペック上の懸念点であった「TNパネルの画質」については、検証の結果、やはりIPSパネルや有機ELに比べると白っぽく、色が薄く感じられます。 真正面から見る分には問題ありませんが、少し斜めから見ると色が変化してしまう視野角の狭さは否めません。 そのため、リラックスした姿勢で映画を見たり、正確な色味が求められる写真編集作業を行ったりするには不向きです。あくまで「ゲームで勝つための機材」と割り切る必要があります。
まとめ
BenQ ZOWIE XL2566X+は、まさに「勝つために作られた道具」です。
価格は高額ですが、400Hzの滑らかさとDyAc 2による視認性の高さは、他のモニターでは味わえない圧倒的なアドバンテージをもたらします。
画質の美しさよりも、コンマ1秒の反応速度や、敵を正確に捉えることを最優先するストイックなFPSゲーマーにとっては、間違いなくベストバイの一台です。自身のプレイスキルを最大限に引き出したいなら、導入を検討してみてはいかがでしょうか。





