GOLDENMATE 無停電電源装置を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
- 1月22日
- 読了時間: 8分
更新日:1 日前

昨今のテレワーク普及や、急な落雷・停電対策として注目を集めている「GOLDENMATE 無停電電源装置(UPS)」。
最大の特徴は、一般的な鉛蓄電池ではなく、長寿命で安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)を採用している点です。
従来のUPSに比べてバッテリー寿命が長く、軽量であるというハイスペックさが売りです。
しかし、ネット上の口コミを見てみると「ファンの音が気になる」「管理ソフトの使い勝手が未知数」といった不安の声もちらほら見受けられます。
安くはない買い物だけに、失敗はしたくないもの。そこで今回は、GOLDENMATE 無停電電源装置を実際に用意し、給電性能や動作音、使い勝手を徹底的に検証しました。その実力を包み隠さずお伝えします。

【結論】長寿命バッテリー搭載の高コスパ機。家庭用PCやゲーム機の守り神として優秀
総合評価として、「自宅のPCやゲーム機を停電から守りたいが、ランニングコストは抑えたい」という人に最適な一台です。
検証の結果、最大のメリットはやはりリン酸鉄リチウムイオン電池による安心感と軽さでした。
従来の鉛バッテリー式UPSと比較して圧倒的に軽量で、設置もスムーズ。また、充放電回数も多いため、数年ごとのバッテリー交換の手間やコストを考えると、非常にコストパフォーマンスに優れています。
一方で、サーバー管理のような高度な電源管理を求めるプロユースには、ソフトウェアの成熟度で大手メーカーに一歩譲る部分も。
しかし、一般的なデスクトップPCやPS5などのゲーム機のバックアップ電源としては十分すぎる性能を発揮しました。
おすすめな人
バッテリー交換の頻度やコストを減らしたい人
デスクトップPCやゲーミングPCの急な電源落ちを防ぎたい人
動作状況が一目でわかるディスプレイ付きモデルが欲しい人
おすすめできない人
完全無音の環境で作業したい人(高負荷時にファンが回るため)
高度なスケジュール管理やネットワーク連携機能を重視するサーバー管理者
デメリットが気になる人へのおすすめ商品
もし、本商品の「ファンの動作音」や「ソフトウェアの信頼性」がどうしても気になる場合は、以下の製品も検討してみてください。
信頼性と静音性を重視するなら
シュナイダーエレクトリック(APC) RSシリーズ
UPS業界のド定番。価格は高くなりますが、信頼性の高い管理ソフト「PowerChute」が利用でき、静音性にも定評があります。業務データを扱うなど、絶対に失敗できない環境におすすめです。
より手頃な価格を求めるなら
CyberPower(サイバーパワー) バックアップ電源
矩形波出力の安価なモデルから正弦波モデルまでラインナップが豊富。コストを抑えつつ、実績のあるメーカーを選びたい場合に適しています。
3商品の比較表
比較項目 | GOLDENMATE(UPS 1000VA Pro) | APC (シュナイダー)(RS 1000 / BR1000S-JP) | CyberPower(CP1200PFCLCD JP) |
バッテリー種類 | リン酸鉄リチウムイオン (LiFePO4) | 小型シール鉛蓄電池 | 小型シール鉛蓄電池 |
期待寿命 | 約10年 (サイクル3000回以上) | 約4〜5年 | 約3〜5年 |
給電方式 | 常時商用給電方式 | ラインインタラクティブ方式 | ラインインタラクティブ方式 |
出力波形 | 正弦波 | 正弦波 | 正弦波 |
最大容量 | 1000VA / 800W | 1000VA / 600W | 1200VA / 780W |
自動電圧調整(AVR) | なし(入力電圧をそのまま出力) | あり(不安定な電圧を補正) | あり(不安定な電圧を補正) |
管理ソフト | 基本なし(本体ディスプレイのみ) | PowerChute (業界標準・高機能) | PowerPanel (自動シャットダウン対応) |
重量 | 約5.8kg (リチウムのため軽量) | 約11.3kg (鉛のため重い) | 約11.2kg (鉛のため重い) |
サージ保護 | あり(電源のみ) | あり(電源+LAN/電話回線) | あり(電源+LAN/電話回線) |
主な用途 | 寿命重視・家庭用・ゲーム機 | 信頼性重視・ビジネス・NAS | コスパ重視・自作PC・家庭用 |
各社の特徴と選び方のポイント
GOLDENMATE:次世代の長寿命モデル
ポータブル電源でも主流の「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用しているのが最大の特徴です。鉛電池モデルに比べて圧倒的に寿命が長く、バッテリー交換の手間を減らしたい方に最適です。
また、同容量帯では非常に軽量です。
APC (Schneider Electric):信頼の世界シェアNo.1
ビジネス現場で最も選ばれているブランドです。付属ソフト「PowerChute」の信頼性が高く、停電時のNASやPCの自動シャットダウン設定がスムーズです。
電圧を安定させるAVR機能があるため、古い建物など電圧が不安定な環境にも強いです。
CyberPower:高いコストパフォーマンス
APCと同等の「ラインインタラクティブ方式」や「正弦波」を備えつつ、価格が抑えられています。
液晶ディスプレイが見やすく、Active PFC回路を搭載した高機能な自作PC電源などとも相性が良いのが魅力です。
GOLDENMATE 無停電電源装置とは?
GOLDENMATEは、バッテリー技術に強みを持つ新進気鋭のブランドです。今回検証したUPSは、同社の技術を結集したリン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)搭載モデル。
【主な基本スペック】
バッテリー種類: リン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)
期待寿命: 従来の鉛蓄電池の約4倍(最大10年程度)
出力波形: 正弦波(PFC電源搭載のPCやゲーム機にも安心して使用可能)
充電時間: 急速充電対応(約2時間で90%まで回復)
ディスプレイ: 多機能LCDパネル搭載
一般的なUPSは2〜3年でバッテリー交換が必要ですが、本製品はそのサイクルを大幅に長くできる点が大きな魅力です。
検証してわかったよい点・気になる点
操作性・使い心地
LCDパネルの視認性が抜群です。 本体前面のディスプレイには、入力電圧、出力電圧、バッテリー残量、負荷率などがリアルタイムで表示されます。「あと何分使えるか」がアイコンや数値で直感的にわかるため、停電時のシャットダウン作業も焦らず行えました。
ボタン操作もシンプルで、電源のON/OFFやミュート設定も迷うことはありません。機械が苦手な方でも導入のハードルは低いと感じました。
機能性
切り替え速度は非常にスムーズでした。 検証として、デスクトップPCを接続した状態でコンセントを抜いてみましたが、PCは落ちることなく瞬時にバッテリー駆動へ切り替わりました。公称値通りの反応速度を確認でき、一般的なオフィスワークやゲームプレイ中にブレーカーが落ちても、データ消失のリスクは極めて低いと言えます。
ただし、ファンの音については留意が必要です。通常時は静かですが、バッテリー駆動時や充電中、高負荷時にはファンが回転し、多少の風切り音がします。寝室の枕元に置くのは避けたほうが無難でしょう。
デザイン・質感
黒を基調としたタワー型のデザインで、デスクの下に置いても馴染みます。 特筆すべきは「軽さ」です。同クラスの鉛バッテリー式UPSだと持ち上げるのに苦労する重さ(約10kg前後)になりがちですが、本製品はリン酸鉄リチウムのおかげで片手でも動かせる程度の重量感。掃除の際や配置換えの際に、この軽さは大きなメリットになります。
メンテナンス性
「放置できる安心感」が最強です。 UPSの最大のネックである「定期的なバッテリー交換」の頻度が圧倒的に少ないのが本製品の真骨頂。一度設置すれば長期間メンテナンスフリーで使えるため、ズボラな方にこそ適しています。また、自己診断機能も搭載しており、異常があればアラートで知らせてくれる点も好印象でした。
FAQ (よくある質問)
Q1. 従来の安価な鉛蓄電池タイプのUPSと比較して、GOLDENMATEの客観的な強みは何ですか?
A1. 最大の違いは「リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)」を採用している点です。
従来の鉛バッテリーは寿命が約3〜5年で定期的な買い替えやバッテリー交換の維持費がかかりますが、GOLDENMATEは約10年という長寿命を誇り、長期的なランニングコストに優れています。
さらに本体重量も劇的に軽くなっているため、デスク下やラックへの設置、移動時の物理的な負担が大きく軽減されるのが客観的なメリットです。
Q2. デスクトップPCやNASを接続した場合、停電時に本当に電源が落ちずに保護されるのでしょうか?
A2. 客観的なスペックとして、停電を検知してからバッテリー給電に切り替わるまでの時間が数ミリ秒と非常に短く設計されているため、接続機器の電源が落ちることはありません。
落雷による瞬発的な停電(瞬低)やブレーカー落ちが発生しても、PCがシャットダウンすることなく安全に作業中のデータを保存し、正常に終了させるための猶予時間を確実に確保できる保護機能を持っています。
Q3. 客観的な評価として、購入前に絶対に覚悟しておくべき欠点やデメリットはありますか?
A3. 最も注意すべきデメリットは「初期費用の高さ」と「モーターを搭載した家電やプリンターには使えないこと」です。
長寿命かつ安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載している分、同容量の鉛蓄電池UPSと比較すると購入時の価格は高価になります。
また、レーザープリンターや冷蔵庫、扇風機など、起動時に一気に大きな電力(突入電流)を必要とする機器を接続すると、UPSの許容容量を超えてしまい保護機能が働かない、あるいは故障の原因となるという明確な物理的制限があります。
あくまでPCや通信機器専用のバックアップ電源という割り切りが必要です。
まとめ
GOLDENMATE 無停電電源装置は、「最新のバッテリー技術で、UPSの面倒な部分を解消した次世代機」と言えます。
大手メーカー品と比較するとブランド知名度では劣りますが、「正弦波出力」「リン酸鉄リチウム採用」「LCD表示」というハイスペックな機能を備えながら、現実的な価格に抑えられている点は高く評価できます。
特に、在宅ワークでデスクトップPCを使っている方や、PS5などの高価なゲーム機を雷サージや停電から守りたいゲーマーにとって、非常にコストパフォーマンスの高い保険となるでしょう。




