SteelSeries Apex Pro TKLを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
- まるこ

- 1月21日
- 読了時間: 6分
「ValorantなどのFPSで勝ちたいならこれ」と言われるほど、ゲーマーの間で圧倒的なシェアを誇るSteelSeriesの「Apex Pro TKL」。
最大の魅力は、キースイッチの反応速度を極限まで高める「ラピッドトリガー」機能と、アクチュエーションポイント(反応点)の変更機能です。しかし、ネット上の口コミを見ると「価格が高すぎる」「打鍵音がうるさい」「設定が難しい」といった気になる声もちらほら見受けられます。
本当に3万円を超える価格に見合う価値があるのでしょうか?今回はその実力を確かめるために、実際に編集部で徹底検証しました。
【結論】FPSゲーマーの「神器」。勝率にこだわるなら投資する価値あり

結論から言うと、「FPS・TPSで撃ち勝ちたいなら、迷わず選ぶべきゲーミングキーボード」です。
検証の結果、最大の売りである「ラピッドトリガー」の精度は極めて高く、特にValorantにおけるストッピング(移動を止めて射撃する動作)の成功率が体感できるレベルで向上しました。キーを少し戻しただけで入力がオフになる感覚は、一度味わうと普通のキーボードには戻れません。一方で、文字入力などの普段使いでは、感度が高すぎて誤入力しやすかったり、打鍵音が少し響いたりと、好みが分かれる点も見られました。
この商品がおすすめな人
ValorantやCS2、Overwatch 2などのFPSを本気でプレイしている人
キーの反応速度(アクチュエーションポイント)を自分好みに細かく設定したい人
長く使える耐久性と、高級感のあるアルミデザインを求めている人
この商品がおすすめできない人
ゲームよりもタイピングや仕事での使用がメインの人
「コトコト」という静かで重厚な打鍵音(打鍵感)を好む人
複雑なソフトウェア設定が苦手で、つなぐだけで使いたい人
デメリットが気になる人へのおすすめ商品
もしApex Proの弱点が気になる場合は、以下の商品も検討してみてください。
▼よりコンパクトで、カスタマイズ性を重視するなら Wooting 60HE ラピッドトリガーの元祖。60%サイズでデスクを広く使えます。設定もWebブラウザ上で完結するためソフトのインストールが不要ですが、入手性がやや低く、キー配列が特殊な場合があります。
▼打鍵感と静音性も妥協したくないなら Razer Huntsman V3 Pro TKL 第2世代アナログオプティカルスイッチを搭載。Apex Proと同等の機能を持ちつつ、打鍵感が比較的しっかりしており、タイピング時の心地よさも重視したい人に向いています。
SteelSeries Apex Pro TKLとWooting 60HE+とRazer Huntsman V3 Pro TKLの比較
比較項目 | SteelSeries Apex Pro TKL (2023) | Wooting 60HE+ | Razer Huntsman V3 Pro TKL |
実勢価格 | 約 32,000円 〜 | 約 27,000円 〜 (送料込/輸入) | 約 33,000円 〜 |
サイズ | TKL (テンキーレス) | 60% (矢印キーなし) | TKL (テンキーレス) |
スイッチ | OmniPoint 2.0 (磁気) | Lekker Switch (磁気) | 第2世代アナログオプティカル (光学) |
検知範囲 (AP) | 0.1mm 〜 4.0mm | 0.1mm 〜 4.0mm | 0.1mm 〜 4.0mm |
ラピッドトリガー | 対応 (高精度) | 対応 (業界最高峰) | 対応 (高精度) |
設定ソフト | SteelSeries GG (インストール必須・やや重い) | Wootility (Webブラウザで完結・超軽量) | Razer Synapse (インストール必須・重い) |
付加機能 | 有機EL画面、USBパススルー(モデルによる) | アナログ入力、Mod(改造)が容易 | オンボード調整機能、多機能ダイヤル |
入手性 | ◎ 量販店で買える | △ 公式サイトから個人輸入が基本 | ◎ 量販店で買える |
こんな人に | 機能性と高級感を両立させたい人 | 60%サイズで性能を極限まで追求する人 | 光スイッチの耐久性と打鍵感を好む人 |
SteelSeries Apex Pro TKL とは?
SteelSeries(スティールシリーズ)は、デンマーク発の老舗ゲーミングデバイスメーカーです。「Apex Pro」シリーズは同社のフラッグシップモデルで、磁気センサーを用いた「OmniPoint 2.0 スイッチ」を搭載しているのが最大の特徴です。
【主な基本スペック】
サイズ: テンキーレス(TKL)
スイッチ: OmniPoint 2.0 Adjustable HyperMagnetic スイッチ
アクチュエーションポイント: 0.1mm〜4.0mmで調整可能
ラピッドトリガー機能: 搭載
接続: 有線USB(取り外し可能)※ワイヤレスモデルもあり
その他: 有機ELスマートディスプレイ、マグネット式リストレスト付属
検証してわかったよい点・気になる点
ここからは、実際に「Apex Pro TKL」を使用してわかったポイントを詳細に解説します。
操作性・機能性:異次元の反応速度
検証して最も感動したのは、やはり「ラピッドトリガー」の恩恵です。
【ストッピングが爆速】
キーを底まで押し込まずとも、指を少し離した瞬間に「入力OFF」と判定されるため、キャラクターの静止が瞬時に行えます。
【0.1mmの感度は諸刃の剣】
アクチュエーションポイントを最短の0.1mmに設定すると、キーに指を置いただけでも反応してしまうほどの鋭さです。ゲーム中は最強ですが、普段のブラウジングでは誤爆が増えるため、プロファイル切り替え(ゲーム用と普段用)の活用が必須だと感じました。
【デュアルアクチュエーション】
1つのキーで「浅く押すと歩く」「深く押すと走る」といった2段階の操作を設定できる機能は面白いですが、実際の対戦ゲームで使いこなすには慣れが必要です。
使い心地・打鍵感:軽快だが音は好みが分かれる
キースイッチはリニア(赤軸に近い)タイプで、非常に滑らかに沈み込みます。
【滑らかな押し心地】
磁気スイッチ特有の、摩擦感のないスムーズなストロークは非常に快適です。長時間プレイしても指が疲れにくいと感じました。
【打鍵音は「カチャカチャ」系】
ここは好みが分かれるポイントです。最近流行りの「コトコト」という低い音ではなく、底打ちした時に「カシャン」「パチッ」という高めの音が響きます。静音性を求める深夜のプレイ環境では、少し音が気になるかもしれません。
デザイン・質感:所有欲を満たす高級感
デスクに置いた瞬間の「強そうなオーラ」はさすがフラッグシップモデルです。
【航空機グレードのアルミ合金】
フレームの剛性が高く、激しい操作でもたわみません。マットな質感が高級感を演出しています。
【リストレストが優秀】
付属のマグネット式リストレストは、表面がラバーコーティングされており、肌触りがサラサラで快適です。長時間のプレイでも手首の負担を軽減してくれました。
【有機ELディスプレイ】
キーボード右上に小さな画面があり、設定の確認や好きな画像の表示が可能です。実用性はそこまで高くありませんが、遊び心があり、ガジェット好きにはたまらないギミックです。
ソフトウェア・設定:高機能だがやや複雑
専用ソフト「SteelSeries GG」を使用して設定を行いますが、ここは少しハードルが高いかもしれません。
【自由度は高い】
キーごとに感度を変えたり、ライティングを細かく設定できたりと、できないことはないレベルです。
【動作が重いことも】
多機能ゆえにソフトがやや重く、アップデートの頻度も多いため、PC初心者には少し扱いづらい印象を受けました。
まとめ
「価格は高いが、それ以上の勝利体験をもたらしてくれるデバイス」
SteelSeries Apex Pro TKLは、決して安い買い物ではありません。しかし、0.1秒を争うFPSゲームの世界において、デバイスによる遅延や操作のラグを極限まで排除できる点は、価格以上の価値があります。
「エイムは悪くないのに撃ち負ける」「ストッピングが甘い気がする」と悩んでいるゲーマーにとっては、実力を底上げしてくれる最高のパートナーになるでしょう。
今の環境から一歩抜きん出たいなら、ぜひ導入を検討してみてください。





