【辛口本音レビュー】Kobo Elipsa 2Eは買い?iPadや普通の電子書籍リーダーとの違いを徹底解説!
- 4 時間前
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「大画面で本が読めて、メモも直接書き込めるなんて最高じゃないか」
そんな期待を胸に楽天Koboのハイエンドモデル「Kobo Elipsa 2E」を検討している方、ちょっと待ってください。
確かにペン付きの大画面E Ink端末として魅力的なスペックですが、ネット上の絶賛レビューだけを鵜呑みにするのは危険です。結論から言うと、用途がバッチリハマる人には神機になるポテンシャルを秘めているものの、iPadのような汎用性を求めて買ってしまうと確実に後悔します。
今回は、数々のハイエンドガジェットを自腹で買い漁る筆者が、Kobo Elipsa 2Eのメリットだけでなく、目を背けたくなるようなデメリットまで徹底的に辛口でレビューします。

目次
Kobo Elipsa 2Eとは?普通の電子書籍リーダーとの違い

Kobo Elipsa 2Eは、10.3インチの大型E Inkディスプレイに専用のスタイラスペンが付属した、楽天Koboの最上位モデルです。
最大の特徴は「電子書籍を読みながら直接メモを書き込める」ことと「独立した電子ノートとして使える」こと。一般的な6インチから8インチの「読むためだけのリーダー」とは異なり、インプットだけでなくアウトプットも視野に入れたハイエンドデバイスです。
ただし最初にお伝えしておきますが、画面の書き換え速度や操作のサクサク感は一般的なタブレット端末には遠く及びません。この割り切りができるかどうかが、最初の関門になります。
【結論】Kobo Elipsa 2Eはこんな人におすすめ!
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はっきり言います。何でもできる万能なタブレットが欲しい人は、今すぐこの記事を閉じて素直にiPadを買ってください。
Kobo Elipsa 2Eを買うべきなのは、「通知やSNSの誘惑を断ち切って、ひたすら活字や手書きの思考に没頭したい人」だけです。
すでに楽天Koboでビジネス書や専門書を大量に購入しており、かつそれをただ消費するだけでなく、メモを書き込んで「自分の血肉にする」ためのツールを探している。そんなニッチでストイックな要求を持つ人には、価格以上の価値をもたらしてくれます。
こんな人にはおすすめしません
動画視聴やアプリも楽しみたい人
通勤電車など、片手で手軽に読書をしたい人
スマホのようなサクサクとした操作感を求める人
カラー表示ができる端末を探している方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
Kobo Elipsa 2Eのメリット・魅力

まずは、実際に使って感じた高く評価できるポイントを解説します。
1. 進化した「Koboスタイラス2」の書き心地
付属のペンが非常に優秀です。前モデルのペンは電池式で重く不格好でしたが、今回はType-C充電式になり、ペンの後部で直感的に消しゴム機能が使えるようになりました。書き心地も適度な摩擦感があり、かなり紙に近い感覚を味わえます。
2. クラウド連携(Dropbox / Google Drive)が標準対応
PCで作成したPDF資料をサッと入れて手書きで添削し、再びクラウドに戻すというフローが確立できます。仕事の生産性を高めるうえで、これは大きな武器になります。
3. 目に優しく、長時間の作業に最適
バックライトではなくフロントライトを採用したE Inkディスプレイのため、長時間の読書や資料の読み込みでも目が疲れにくいのは、iPadにはない絶対的な強みです。
買ってはいけない?Kobo Elipsa 2Eのデメリットと注意点

ここからが本題です。弱点はハッキリしています。購入前に必ず以下の点に納得できるか確認してください。
1. もっさりとした動作感
E Inkの特性とはいえ、ページめくりやツールの切り替え時に一瞬のラグがあります。最新のスマホの俊敏さに慣れきった現代人には、これが地味にストレスになります。
2. 約5万円という価格設定
端末とペンで約5万円という価格は、無印のiPadが買えてしまう金額です。iPadならカラーで動画も見られてアプリも使い放題ですが、こちらは白黒の読書とノート機能しかありません。単機能にこの金額を出せるかが分かれ道です。
3. 書き込み機能の制限
楽天Koboストアで購入した本以外(例えばDRM保護された他社のファイルなど)では自由なメモができないなど、エコシステムの壁を感じる場面も少なくありません。
Kobo Elipsa 2Eが最も輝く相性の良いシーン
この端末のポテンシャルを最大限に引き出せるのは、専門書やPDFの資料をじっくり読み込みながら、余白にガシガシとメモを取るシーンです。
10.3インチというサイズは、A5判の書籍をほぼ原寸大で表示できるため、文字が小さくて読みづらいというストレスがありません。学習や仕事の資料チェックには抜群の相性を誇ります。
逆に、通勤電車の中で片手で小説を読みたい場面には全く向きません。本体だけで約390gあり、カバーをつけるとさらに重くなるため、机に置くか両手でしっかりホールドするスタイルが基本になります。無理にベッドで仰向けになって使おうとすると、重さで腕が疲れたり、顔に落ちてきて痛い思いをします。
失敗しない電子ノート・リーダー端末の選び方

電子ノートや大型リーダーで後悔しないためには、以下の5つをシビアに見極めてください。
スペックと解像度
E Ink端末にサクサクな処理能力を求めてはいけません。注目すべきは解像度(ppi)です。Kobo Elipsa 2Eは227ppiですが、細かい文字やルビを読むには十分なスペックを満たしています。
用途と価格のバランス
5万円出せば立派なタブレットが買える市場で、あえて単機能端末にその金額を払う明確な理由があるか、冷静に判断しましょう。
UIと使いやすさ
クラウド連携がスムーズか、ノートの切り替えが直感的か。単なるスペック表には載らないソフトウェアの出来が日々の使い勝手を左右します。
サポート品質
海外の新興メーカーの端末も多いこのジャンルですが、楽天が販売し国内サポートを受けられるという安心感は、Koboを選ぶ大きな理由になります。消耗品の買いやすさも重要です。
耐久性への配慮
E Inkの画面はガラス基板を使っていることが多く、実は衝撃や圧迫に弱いです。持ち歩くなら、画面を守る専用の保護カバーは必須投資です。
高いモデルと安いモデルは何が違う?
Koboのラインナップで言えば、安いモデル(ClaraやLibraなど)との決定的な違いは「画面の圧倒的な大きさ」と「手書き入力ができるかどうか」です。
ただ小説や漫画を読むだけなら、数万円安い下位モデルの方が軽くて圧倒的に使いやすいです。わざわざ高いお金を出してElipsa 2Eを選ぶ理由は「大画面でのPDF・専門書閲覧」と「スタイラスペンでの書き込み」、この2点に集約されます。
ここを使わないのであれば、完全なるオーバースペックであり、宝の持ち腐れになってしまいます。
長く使うためのコツ・お手入れ方法
ペン先は消耗品です。筆圧が強い人はどんどんペン先が削れていきます。ガラス面を引っ掻くようなツルツルした違和感が出たら、ケチらずにすぐ替芯に交換してください。これを怠ると画面本体に消えない傷がつき、後悔してもしきれません。
また、直射日光の当たる車内などに放置するのは厳禁です。バッテリーの劣化だけでなく、E Inkディスプレイ自体が熱でダメージを受け、画面の表示がおかしくなるリスクがあります。タブレット感覚で雑に扱いがちですが、案外デリケートな精密機器であることを忘れないでください。
FAQ (よくある質問)
Q1. iPadやAndroidタブレットを持っていますが、わざわざKobo Elipsa 2Eを買うメリットはありますか?
A1. 最大のメリットは「目の疲れにくさ」と「読書とノートへの圧倒的な没入感」です。iPadの液晶や有機ELディスプレイはバックライトが直接目に入るため長時間の読書には不向きですが、KoboのE-Inkディスプレイは紙と同じように光を反射して文字を表示するため、長時間見つめても目が疲れません。また、YouTubeやSNSの通知が一切来ないため、気が散ることなく読書や手書きの思考整理だけに深く集中できるのが、タブレットにはない最大の価値です。
Q2. 数千円で買える普通の小さな電子書籍リーダーと比べて、何がそんなに優れているのですか?
A2. 10.3インチという「大画面」と「Koboスタイラス2による直接の書き込み機能」です。
6インチ前後の標準的なリーダーでは、文字サイズの変更ができない固定レイアウトのPDFや実用書、専門書を読む際にいちいち拡大縮小が必要で非常にストレスが溜まりますが、Elipsa 2Eならほぼ紙の書籍と同じ感覚で見渡せます。
さらに、電子書籍の余白に直接ペンでメモを書き込んだり、豊富なテンプレートを使って電子ノートとして活用したりできる点が、単なる「読むだけの機械」とは決定的に異なります。
Q3. 辛口レビューとして、購入前に絶対に覚悟しておくべき欠点やデメリットはありますか?
A3. 最も注意すべきデメリットは「動作のもっさり感」と「モノクロ表示のみであること」です。
E-Inkの性質上、ページをめくる際やペンで書いた直後に画面がわずかに白黒反転(リフレッシュ)したり、iPadのようなサクサクとしたスクロールができなかったりするため、スマホの俊敏な動作に慣れていると最初はストレスを感じます。また、雑誌やカラーの漫画、写真集などはすべて白黒でしか表示されないため、カラーコンテンツをメインで楽しみたい方には全くおすすめできません。

まとめ:Kobo Elipsa 2Eは「思考のためのデジタル文房具」
最後に良い点と悪い点を整理します。
メリット
紙に近い極上の書き心地 ・Dropbox / Google Drive連携が便利 ・大画面で専門書やPDFが読みやすい
通知がなく目の前の活字に没頭できる
デメリット
ページめくりや操作にもっさり感がある ・iPadが買える約5万円という強気な価格
自社ストア以外のファイルへの書き込み制限 ・重いため片手持ちや寝転がり読書には不向き
Kobo Elipsa 2Eは「読書と手書き」に極振りした、かなり尖ったガジェットです。
エンタメ目的や汎用性を求める人は絶対にやめた方がいいですが、活字と真剣に向き合い、思考を整理するための「デジタル文房具」として割り切れる人にとっては、長く付き合える頼もしい相棒になるはずです。
ご自身の用途としっかり相談して、最高の読書環境を手に入れてください。
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