On(オン)スニーカー本音で辛口レビューしつつ選び方も紹介!
- まるこ

- 2025年12月23日
- 読了時間: 8分
更新日:2 日前

今、街中で見かけない日はないと言っても過言ではないスイス発のブランド「On(オン)」。
独特な穴の空いたソール形状、「雲の上の走り」というキャッチコピー、そして意識高い系界隈での爆発的な普及。しかし、これだけ流行ると逆に不安になるのが消費者の心理というものです。
「本当に評価通りに歩きやすいのか?」
「デザインだけで選んで後悔しないか?」
「あの穴に石が挟まるという噂は本当なのか?」
結論から言えば、Onのスニーカーは確かに革命的な履き心地を提供しますが、決して「万能な魔法の靴」ではありません。使用シーンを間違えれば、ただの高価な置物になりますし、明確な構造上の弱点も存在します。
この記事では、良い点ばかりが強調されがちなOnのスニーカーについて、そのメリットだけでなく、多くのレビュアーが口を濁すデメリットまで、忖度なしで徹底的に解説します。
On(オン)とは?普通のスニーカーとの違いをわかりやすく解説
Onは2010年にスイスで誕生したランニングシューズブランドです。最大の特徴は、一目でそれと分かる凸凹したソール「CloudTec(クラウドテック)」です。
一般的なスニーカー(NikeのAirやAdidasのBoostなど)は、発泡素材そのものの柔らかさで衝撃を吸収します。対してOnは、物理的な「空洞」が潰れることでクッション性を生み出し、潰れた穴が元に戻る反発力で推進力を得るという「機械的な構造」を持っています。
初心者が誤解しやすいのが、「柔らかくてフカフカしているだけ」というイメージです。実際には、着地時は柔らかいですが、蹴り出しの瞬間は意外なほど硬く、ダイレクトな反応が返ってきます。この独特な感覚は、従来のクッション重視の靴に慣れていると、最初は違和感を覚えるかもしれません。
目次
Onはどんなシーンに向いている?相性の良い場面
Onの性能が発揮される場面と、正直おすすめできない場面ははっきり分かれます。
向いている場面:舗装された道路と長時間の立ち仕事
アスファルトやコンクリートの上では、Onのクッションシステムは最強の部類に入ります。都会のランニング、ウォーキング、あるいは旅行での長時間移動には最適です。また、デザインがテック系やスマートカジュアルに馴染むため、オフィスカジュアルとして採用する人が多いのも納得です。
向かない場面:砂利道、未舗装路、ジムでの筋トレ
ここが最大の落とし穴です。後述しますが、ソール構造のせいで砂利道は「地獄」です。また、ソールが柔らかく沈み込むため、ジムでのスクワットやデッドリフトのような、足元の安定性が求められるウェイトトレーニングには全く向きません。グラグラして危険ですらあります。
Onのメリット
辛口で評価すると言いつつも、認めざるを得ないメリットは確実に存在します。
驚異的な軽さ
持った瞬間に「軽っ」と声が出るレベルです。代表モデルの「Cloud 5」などは、履いていることを忘れるほどの軽さがあり、これが疲労軽減に直結しています。
ゴム紐(スピードレーシングシステム)の利便性
多くのモデルで採用されているゴム製の紐は、結び直す必要がなく、スリッポンのように脱ぎ履きできます。正直、一度これに慣れると、いちいち紐を結ぶスニーカーには戻れなくなるほど快適です。
デザインの差別化
NIKEやNew Balanceが溢れかえる中で、Onの近未来的なシルエットは確実に差別化になります。「あ、あの人も履いてる」という被り率は上がってきましたが、それでも洗練された雰囲気は健在です。
通気性
通気性がいいのもonの良きところです。蒸れて足が臭くなってしまうことも少ないです。
Onのデメリット
ここからが本題です。購入前に知っておくべき「不都合な真実」を列挙します。
小石が挟まる問題(最大の欠陥)
これはOnユーザーの共通の悩みです。CloudTecの空洞部分に、ジャストサイズの小石が驚くほど頻繁に挟まります。挟まると「カツーン、カツーン」と不快な音が鳴り続け、歩き心地も最悪になります。舗装路以外を歩く予定があるなら、このストレスは覚悟してください。最近のモデルでは溝が埋められたり改善傾向にありますが、完全には解消されていません。
耐久性への不安
物理的な空洞構造である以上、長期間使用していると「穴」の部分がヘタってきます。一体成型のソールに比べると、構造的な寿命はやや早い印象を受けます。また、アウトソールのゴムが薄いモデルもあり、ハードな使用では摩耗が早いです。
雨の日は滑りやすい
モデルによりますが、基本的な「Cloud」シリーズなどは、濡れたマンホールやタイルの上でかなり滑ります。グリップ力に関しては、アウトドアブランドのシューズに一歩劣ると言わざるを得ません。
価格設定が強気
基本的に定価販売が多く、セールにかかることが稀です。スタンダードなモデルでも15,000円以上、上位モデルは20,000円超えが当たり前。コスパ重視の人には正直、割高に感じるでしょう。
訪日外国人
中国人が履いていることが多い。これを嫌がる人は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
Onはこんな人におすすめ
合う人
・とにかく靴の脱ぎ履きを楽にしたい人
・都会での移動がメインで、土の上をほとんど歩かない人
・他人と少し違う、テック感のあるデザインを好む人
・軽さを最優先スペックとして求めている人
合わない人
・砂利道や公園の土の上を散歩コースにしている人
・1足でランニングから筋トレまで全てこなしたい人
・幅広甲高で、細身のシューズが苦手な人(Onは全体的に作りがタイトです)
・5,000円〜8,000円程度でそこそこの靴を探している人
失敗しないOnの選び方
Onは種類が増えすぎて選び方が複雑になっています。以下の基準で選別してください。
スペック:目的を絞る
「普段履き・ウォーキング」なら迷わず定番の「Cloud 5」一択です。
「長距離ランニング・クッション重視」なら厚底の「Cloudmonster」。
「防水性」が必要なら「Waterproof」と名のつくモデルを選んでください。
中途半端にマイナーなモデルを選ぶと、Onの良さを体感できないことがあります。
サイズ感:ハーフサイズアップが基本
Onは欧州ブランドらしく、足幅が狭めの作りです。日本人の足には窮屈に感じることが多いため、普段より0.5cm〜1.0cmサイズアップして買うのが失敗しないコツです。できれば実店舗で試着してください。ネットでいつものサイズを買うと痛い目を見ます。
高価格モデルは何が違う?安いモデルとの性能差
Onの中には2万円を軽く超えるモデルもありますが、安いモデル(と言っても1.5万円〜)と何が違うのでしょうか。
クッションの「層」の違い
高価格帯の「Cloudstratus」などは、CloudTecが二層構造になっており、クッション性が段違いです。体重が重い人や、フルマラソンを走る人には明確な差が出ます。
素材の耐久性と機能
上位モデルはアッパーのメッシュ素材がより強度のあるものになっていたり、防水透湿素材が使われていたりします。
正直なところ、街履きレベルなら差は感じにくいです。
ファッションや軽いジョギング程度であれば、高価な二層構造モデルはオーバースペックです。むしろソールが厚すぎて、普段使いには大袈裟に見えることもあります。エントリーモデルの「Cloud 5」で必要十分な機能は備わっています。
Onを正しく使うコツ・お手入れ方法
挟まった石は即座に取る
これを放置すると、ソールのゴムが変形したり破損したりする原因になります。帰宅時に靴裏チェックをする癖をつけてください。
洗濯機で洗わない
面倒だからとコインランドリーの靴洗い機に突っ込むのはNGです。繊細なメッシュや接着面が剥がれる原因になります。ブラシで手洗いし、陰干しするのが鉄則です。
かかとを踏まない
Onのヒールカップは比較的しっかり作られていますが、踏んで履くと一気にホールド感が失われます。せっかくのフィット感が台無しになるので、スピードレーシングを活用して正しく履いてください。
まとめ
Onのスニーカーは、ハマる人には「これしか履けない」と思わせる魅力がありますが、合わない人には「高い割に石が挟まって不便な靴」で終わります。
テック系ファッションをする人にはおすすめ!!
・都会の舗装路専用と割り切れるなら、最高の相棒になる。
・田舎道やオフロードを歩くなら、絶対にやめておけ。
・サイズ選びは慎重に、基本は大きめを選ぶ。
これがOnに対する偽らざる結論です。ブームに流されず、自分のライフスタイルに合うかどうかを冷静に見極めてから購入してください。
ベストオブチョイスはCloudtiltの黒がかっこいい。形もかっこいいので、スーツ姿にColudtiltでも決まると思います。右足の右後ろにはスイスの国旗のマークがチャームポイントになるはずです。ロエベとのコラボの際に使われた形でもあります!
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