TourBox Elite Plusを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
- まるこ

- 1月26日
- 読了時間: 6分
動画編集やイラスト制作など、クリエイティブな作業を劇的に効率化すると話題の左手デバイス、TourBox Elite Plus(ツアーボックス エリート プラス)。
ダイヤルやノブ、ボタンを組み合わせることで、キーボードショートカットに頼らない直感的な操作が可能になると謳われています。しかし、ネット上の口コミを見ると「価格が高すぎる」「設定を覚えるのが大変」といった気になる声も散見されます。
決して安い買い物ではないだけに、本当に価格に見合う価値があるのか気になりますよね。そこで今回は、実際にTourBox Elite Plusを使用して、その操作性や機能性を徹底的に検証しました。
【結論】指先へのフィードバックが心地よい。作業時間を「買う」感覚の最高峰左手デバイス
結論から言うと、これは「作業効率を極限まで高めたいプロ・ハイアマチュアにとっての最高の相棒」です。
最大の特徴は、ダイヤルを回した際に指先に伝わる「ハプティックフィードバック(振動)」です。カチカチという物理的な感触が疑似的に再現されており、画面から目を離さずに数値を1メモリずつ正確に調整できます。
初期設定のハードルはありますが、一度手に馴染んでしまえば、これなしでの作業は考えられなくなるほどの中毒性があります。「時は金なり」を体現するデバイスと言えるでしょう。
おすすめな人
動画編集(Premiere Pro, DaVinci Resolveなど)を頻繁に行う人
イラストレーターやフォトグラファー(Photoshop, Lightroomユーザー)
デスク周りの配線をすっきりさせたい人(Bluetooth接続重視)
道具の質感やデザインにもこだわりたい人
おすすめできない人
Web閲覧や簡単な事務作業しかしない人
自分好みのキー配置を考えるのが苦手・面倒な人
1万円以下でデバイスを探している人
デメリットが気になる人へのおすすめ商品
本商品は機能が豊富なぶん、価格も高額です。もしコストや用途で迷っている場合は、以下の商品も検討してみてください。
価格を抑えたいなら:TourBox Neo
有線接続がメインで、ハプティックフィードバック(振動機能)が不要であれば、前モデルのNeoがおすすめです。基本機能はほぼ変わらず、コストパフォーマンスに優れています。
3つの商品の比較表
比較項目 | TourBox Elite Plus | TourBox Neo | TourBox Lite |
1. 参考価格 | 約44,000円〜48,000円 | 約23,000円〜25,000円 | 約13,500円〜15,000円 |
2. 接続方法 | Bluetooth 5.1 / 有線USB-C | 有線USB-Cのみ | 有線USB-Cのみ |
3. 対応OS | Win / Mac / iPadOS | Win / Mac | Win / Mac |
4. ボタン・入力数 | 14個 (11ボタン+3回転系) | 14個 (11ボタン+3回転系) | 8個 (6ボタン+2回転系) |
5. 触覚フィードバック | あり (強さ調整可能) | なし | なし |
6. 電源 | 単3電池2本 (無線時) / USB給電 | USB給電 | USB給電 |
7. 表面素材 | UV抗菌・耐指紋加工 (サラサラ) | ラバー塗装 (しっとり) | プラスチック (マット) |
8. 特徴的な操作 | ノブ・スクロール・ダイヤル | ノブ・スクロール・ダイヤル | ノブ・スクロール (ダイヤルなし) |
9. 重量 | 約376g (電池含まず・最重量) | 約370g | 約329g (最軽量) |
10. おすすめユーザー | iPad利用者・プロ全般・無線派 | コスパ重視のプロ・据え置き派 | 初心者・持ち運び・動画編集 |
TourBox Elite Plusとは?
TourBox Elite Plusは、シリコンバレー発の企業TourBox Techが開発した、クリエイター向けの左手デバイス(片手コントローラー)です。
マウスやペンタブレットを右手で操作しながら、左手でブラシサイズの変更、タイムラインの移動、パラメーター調整などをシームレスに行うために設計されています。
主なスペック
接続方式:デュアルBluetooth 5.0LE / USB Type-C(有線)
対応OS:macOS / Windows
サイズ:約116 x 101 x 44mm
重量:約376g(電池含まず)
電源:単3電池2本(Bluetooth使用時)
カラー展開:クラシックブラック、アイボリーホワイト、トランスルーセント(スケルトン)
従来モデルからの大きな進化点は、Bluetoothによる無線接続の安定化と、操作感を高める振動機能の搭載です。
検証してわかったよい点・気になる点
実際にモニターが動画編集ソフト(Premiere Pro)と写真編集ソフト(Lightroom Classic)で使用し、以下の観点から検証を行いました。

1. 操作性・使い心地
良かった点
まず驚いたのは、本体の「適度な重さ」です。約376gという重量と底面のゴムのおかげで、激しくボタンを操作してもデスク上でズレることがありません。 また、最大の売りである「ノブ」と「ダイヤル」の操作感は秀逸です。ハプティックフィードバックにより、「カリカリッ」という小気味よい振動が指に伝わるため、数値の微調整が非常にやりやすいと感じました。この振動の強さはオフにしたり、強度を変えたりすることも可能です。
気になった点
独特なボタン配置には慣れが必要です。特にサイドボタンとトップボタンの同時押しなどは、手の大きさによっては少し窮屈に感じるかもしれません。使い始めの数日間は、どのボタンに何を登録したか忘れてしまい、画面上のガイドを見る頻度が高くなりました。
2. 機能性
良かった点
専用ソフトウェア「TourBox Console」が非常に優秀です。使用しているアプリ(PhotoshopからChromeへ切り替えるなど)に合わせて、自動的にプロファイル(設定)が切り替わる機能が便利でした。 マクロ機能も強力で、「ボタンを一回押すだけで、複数のショートカットを連続実行する」といった複雑な処理も登録できます。
気になった点
多機能すぎるがゆえに、ソフトの設定画面がやや複雑です。プリセットも配布されていますが、自分に最適な環境を作るには、数時間の「設定いじり」が必要です。これを楽しいと感じるか、面倒と感じるかで評価が分かれるでしょう。
3. デザイン・質感
良かった点
プラスチック特有の安っぽさは皆無です。表面は高級感のあるUV抗菌・耐指紋加工が施されており、さらさらとした手触りが心地よいです。特にトランスルーセント(半透明)モデルは、内部のメカニカルな構造がうっすらと見え、ガジェット好きの所有欲を満たしてくれます。
4. メンテナンス性
良かった点
Bluetooth接続の場合、単3電池2本で動く仕様です。内蔵バッテリー式はバッテリー劣化が懸念されますが、電池式なら交換するだけで即座に満充電状態に戻れるため、長く使う道具としては理にかなっています。電池持ちも良く、検証期間中に切れることはありませんでした。
気になった点:
ボタンの隙間にホコリが溜まりやすい形状をしています。構造上、分解清掃は難しいため、定期的にエアダスターなどで掃除する必要があります。
まとめ
TourBox Elite Plusは、単なる入力機器ではなく「時間を生み出すツール」です。
価格は高めですが、毎日数時間クリエイティブなソフトに触れる人であれば、ショートカットキー操作による指の疲れ軽減や、作業スピードの向上によって、すぐに元が取れる投資と言えます。
特に、スライダー調整が多いLightroomユーザーや、タイムラインを行き来する動画編集者には、間違いなく手放せないアイテムになるでしょう。これまでの作業環境をワンランク上げたい方は、ぜひ導入を検討してみてください。





