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PLAUD NOTE レビュー|通話録音からAI議事録まで実機で検証した

  • 1月26日
  • 読了時間: 13分

更新日:5月1日

🖥 執筆者:まるこ(まるこブログ編集長)

公開日:2026年1月26日 更新日:2026年5月1日

会議の議事録作成や、通話内容のメモ取りに費やしている時間を、毎日どれくらい意識しているだろうか。

今回レビューするのは、ChatGPTと連携して録音・文字起こし・要約までを一括で行えるAIボイスレコーダー「PLAUD NOTE(プラウドノート)」だ。

厚さ2.99mmというクレジットカードサイズの薄さで、スマホに貼り付けるだけで通話録音が可能という設計が話題になっているが、「サブスク料金が必要」「本体単体で再生できない」「騒がしい環境では精度が落ちる」といった指摘も多い。

実際に自費購入して使い込んだ結果を、メリット・デメリット含めて正直に伝える。

まるこの辛口評価:9点 / 10点満点


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目次


結論:実機を使って出た正直な評価【先に答えます】

結論から伝える。

「会議や通話を録音してあとで整理する」という作業に時間を使っている人にとって、PLAUD NOTEは導入を検討する価値がある。

最大の強みは2点。スマホに貼り付けるだけで通話録音ができる振動伝導モードと、ChatGPT-4oを活用した要約精度の高さだ。1時間の会議音声が「決定事項」「Todoリスト」「議論のポイント」に整理された状態で数分以内に出てくる体験は、使い始めると手放しにくくなる。

一方で、本体単体では音声再生ができないこと、ヘビーユーザーにはサブスク料金が発生すること、騒がしい環境での精度低下という3点は購入前に把握しておいてほしい。


なぜPLAUD NOTEを選んだのか

編集部では取材・商談・社内打ち合わせの場面で録音する機会が多い。以前はSONYのICレコーダーを使っていたが、「録音→PCに転送→再生しながら手入力でメモ→整形」という流れに毎回30〜60分かかっていた。

PLAUD NOTEを知ったきっかけは、クラウドファンディングでの話題だった。ChatGPTとの連携で要約まで自動化できる点と、スマホの通話録音に対応している点が決め手になった。通話録音は従来のICレコーダーでは別途マイクやケーブルが必要だったが、PLAUD NOTEはスマホに貼るだけで対応できる。

約27,500円という価格は安くはないが、毎月の議事録作業に費やしている時間と見合うかどうかを基準に判断した。


PLAUD NOTEの基本スペック

項目

内容

メーカー

Nicebuild LLC

サイズ

85.6 × 54.1 × 2.99mm(クレジットカードとほぼ同サイズ)

重量

約30g

ストレージ

64GB(最大480時間録音)

バッテリー

連続録音最大30時間 / スタンバイ最大60日

接続

Bluetooth / Wi-Fi

録音モード

空気伝導モード(会議・対面)/ 振動伝導モード(通話録音)

AI連携

ChatGPT-4o(文字起こし・要約・マインドマップ)

無料枠

月300分まで(AI文字起こし)

付属品

MagSafe対応専用ケース / 専用マグネット充電ケーブル

本体価格(目安)

約27,500円


実際に使ってわかった良かった点

① スマホ通話の録音が貼るだけで完結する

個人的にこれが購入の最大の理由だった。

従来のICレコーダーでスマホ通話を録音しようとすると、スピーカーフォンに切り替えてレコーダーを近づけるか、専用の分岐ケーブルが必要になる。PLAUD NOTEは振動伝導モードに切り替えてスマホ背面に貼るだけだ。スマホ本体の振動をセンサーで直接拾うため、相手の声もクリアに録音できる。

取引先との電話内容を後から確認できるようになってから、「言った・言わない」のトラブルを未然に防げる場面が増えた。特に条件確認や価格交渉の電話では、録音があることで記憶ではなく事実ベースで確認できる。

なお、イヤホン使用中は録音できない点だけ事前に把握しておいてほしい。


② 文字起こし・要約の精度が実用レベルを超えていた

専門用語が飛び交う打ち合わせでも、文脈を読んで適切に変換してくれた。「えー」「あー」などのフィラーは自動でカットされるため、テキストがそのまま読みやすい状態で出力される。

要約機能では「会議」「通話」「インタビュー」「クラス(講義)」などのテンプレートを選ぶと、ChatGPT-4oが構造化された要約を作成する。1時間の会議が「決定事項」「Todoリスト」「議論のポイント」に整理された状態で出てくるため、そのままチャットツールで共有できるレベルだった。


③ 操作がボタン2つだけで完結する

操作は「録音スイッチ」と「モード切り替え」の2ボタンのみ。スライドするだけで録音が始まり、振動でフィードバックが返ってくるため、ポケットの中でも操作できる。会議中にスマホを取り出して操作する必要がないのは、思った以上に助かる。

MagSafe対応の専用ケースが付属しており、iPhoneの背面にそのまま吸着する。「レコーダーを持ち忘れた」という状況がそもそも発生しなくなった。


④ アルミニウム合金ボディの質感がビジネスシーンに合う

合成皮革の専用ケースとアルミボディの組み合わせは、デスクの上に置いても違和感がない。ガジェットらしい安っぽさがなく、商談や打ち合わせの場でもそのまま使える質感だ。


使ってみて気づいた「想定外の良かった点」

購入前には想定していなかった、実際に使い込んで気づいた良さを記録しておく。

想定外の良かった点①:フィラー自動カットで「読める議事録」が即完成する

「えー」「あー」「そのー」を手動で削除する作業がなくなった。これが思いのほか時間の節約になっている。録音後のテキストが最初からきれいな状態で出てくるため、整形にかける手間がほぼゼロになった。


想定外の良かった点②:バッテリーがスタンバイ60日持つので常時携帯できる

「充電を忘れた」で使えなかったことが一度もない。スタンバイ60日は実際の使い勝手に大きく影響する。毎日充電が必要なガジェットと違い、カードケースに入れっぱなしにしておいても問題なく使えた。


想定外の良かった点③:録音終了後に自動でアプリ転送が始まる

録音を止めるとWi-Fi経由でスマホアプリへの転送が自動的に始まる。手動でケーブルをつないでデータを移す手間が一切ない。会議終了後すぐにアプリを開けば、すでに文字起こしが始まっている状態になっている。


想定外の良かった点④:要約テンプレートが用途ごとに切り替えられる

「会議」「インタビュー」「通話」「講義」など、用途に応じてテンプレートを選べる。「インタビュー」テンプレートでは発言者ごとの整理がしやすい形式で出力され、「会議」テンプレートではTodoと決定事項に分かれて整理される。一律の要約ではなく、用途に合った構造で出てくる点は使って初めてわかった強みだった。

想定外の良かった点⑤:MagSafeなのに意図しない録音開始が起きない

スマホに貼り付けたまま持ち歩いていると「鞄の中で誤作動して録音が始まっているのでは」と心配していたが、スイッチの操作感がしっかりしており、意図しない録音は一度も起きなかった。録音開始時の振動フィードバックもあるため、意図せず録音が始まっていても気づける設計になっている。


使ってみて気づいた後悔ポイント

良い点だけではない。購入前に知っておけばよかった点も正直に伝える。

① 本体単体では音声を再生できない

これが最大の制約だ。録音したデータはスマホアプリ経由でしか再生・確認ができない。スマホのバッテリーが切れた状況や、アプリが使えない環境では音声の確認自体ができなくなる。

「レコーダー単体で完結させたい」という用途には向いていない。この点は購入前に必ず把握しておいてほしい。


② ヘビーユーザーにはサブスク料金が発生する

月300分を超えるAI文字起こしには、有料のPLAUD AIメンバーシップへの加入が必要になる。複数の長時間会議がある週は、思いのほか早く無料枠に達する。

本体代に加えてランニングコストが発生することは、導入前の総コスト計算に含めておく必要がある。

💡 充電ケーブルやモバイルバッテリーを一緒に見直したい方へ Anker製スマホ充電器おすすめ9選 もご覧ください。

③ MagSafe非対応スマホには別途パーツが必要

AndroidスマホやMagSafe非対応ケースを使っている場合、別途「MagSafe化メタルリング(後付けシール)」が必要になる。スマホ用MagSafe化メタルリングは1,000円前後で購入できるが、事前に把握しておかないと「すぐ使えない」という状況が生じる。


④ 複数人の同時発話・騒がしい環境では精度が落ちる

空気伝導モードで複数人が同時に話す環境や、背景ノイズが多い場所では文字起こし精度が低下する。カフェでの打ち合わせや、声が重なる場面では後から手動で修正が必要になることがあった。


⑤ 充電が専用マグネットケーブル必須

充電は専用のマグネットケーブルでしか行えない。このケーブルをなくすと代替品での充電ができないため、持ち歩く際はケーブルを一緒に管理する必要がある。


競合製品との比較表

比較項目

PLAUD NOTE

SONY ICD-UX570F

iFLYTEK VOITER SR502J

タイプ

カードサイズ・スマホ貼り付け型

スティック型ICレコーダー

タッチパネル搭載スマホライク型

AI文字起こし

◯ アプリ連携(録音後)

× 非搭載

◯ 本体でリアルタイム表示

本体価格(目安)

約27,500円

約17,000円

約40,000〜55,000円

ランニングコスト

月300分超は有料プラン必要

なし

なし

通話録音

◎ 振動伝導で対応

△ 別途マイク・ケーブルが必要

△ スマホ通話録音には不向き

本体単体での再生

× 不可(アプリ必須)

◎ 本体で完結

◎ 本体で完結

マイク・音質

人の声に特化・環境音は弱め

◎ 音楽用途にも対応

◯ 雑音除去機能あり

ストレージ

64GB(拡張不可)

4GB+microSD対応

16〜32GB(機種による)

バッテリー

連続録音30時間 / スタンバイ60日

約22時間(急速充電対応)

画面使用で消耗が早い

携帯性

◎ 厚さ2.99mm・財布にも入る

◯ 胸ポケットサイズ

△ 小型スマホ程度のサイズ

おすすめ用途

通話録音・会議要約をアプリで自動化したい人

高音質録音・AI不要・コスト抑えたい人

リアルタイムで本体に文字表示が欲しい人



おすすめな人・おすすめでない人

おすすめな人

  • 毎日複数の会議があり、議事録作成に時間を取られている人

  • iPhoneを使っていて、通話録音を手軽に行いたい人

  • 商談・インタビューの内容を漏らさず記録・整理したい人

  • 顧客との電話内容を後から確認できる環境を作りたい人

  • 常に持ち歩けるコンパクトなガジェットを求めている人


おすすめでない人

  • サブスク料金を一切支払いたくない人

  • スマホアプリを使わず、レコーダー本体だけで完結させたい人

  • 音楽の生演奏など、高音質録音を求めている人

  • 騒がしい環境での録音がメインになる人


他の選択肢

PLAUD NOTEの「本体単体で再生できない」「サブスクが必要」という点が気になる場合は、以下の製品も検討してほしい。


本体だけで録音・再生が完結させたいなら——SONY ICD-UX570Fは、Sマイクとノイズカット機能を搭載した定番ICレコーダーだ。ランニングコストが発生しないため、AI要約機能が不要な人には安定した選択肢になる。価格は約17,000円。


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本体画面にリアルタイムで文字を表示させたいなら——iFLYTEK VOITER SR502Jは、タッチパネル搭載で本体完結型の文字起こしに対応する。ネット環境なしで使える点が差別化になっている。価格は約40,000〜55,000円。


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FAQ:購入前に多い疑問10問

Q1. スマホの通話録音は本当にきれいにできますか?LINE通話・Zoomにも対応していますか?

振動伝導モードに切り替えてスマホ背面に貼り付けるだけで、通常の電話通話・LINE・Zoom等のアプリ通話も録音できる。スマホ本体の振動を直接センサーで拾う仕組みのため、相手の声もクリアに録音できた。ただし、イヤホン使用中は録音できないため注意が必要だ。


Q2. AI文字起こし・要約機能は無料でずっと使えますか?

録音機能自体は無料で使い続けられる。AI文字起こしは月300分まで無料枠が付与されており、それを超える場合はPLAUD AIメンバーシップ(有料)への加入が必要になる。毎月の会議・通話録音の頻度に応じてプランを判断するとよい。


Q3. AndroidスマホやMagSafe非対応のケースでも使えますか?

使えるが、別途「MagSafe化メタルリング(後付けシール)」が必要になる。Amazonで1,000円前後で購入できるため、AndroidユーザーはPLAUD NOTEと一緒に購入しておくとスムーズだ。


Q4. 複数人が話す会議でも認識できますか?

対面の会議で空気伝導モードを使う場合、複数人の発言を録音・文字起こしすることは可能だ。ただし、複数人が同時に話す場面や、背景ノイズが多い環境では精度が低下する。静かな会議室での1対1〜4名程度の打ち合わせで最もパフォーマンスが高かった。


Q5. 本体だけで録音した音声を再生できますか?

できない。録音データはスマホアプリを通じてのみ再生・確認が可能だ。スマホなしでは再生できないため、「レコーダー単体で完結させたい」という用途には向いていない。


Q6. 64GBのストレージはどれくらい使えますか?

最大480時間の録音が可能とされている。毎日2〜3時間録音するヘビーユーザーでも、数ヶ月は持つ計算だ。ただし、microSDによる拡張はできないため、長期的な大容量利用は想定していない設計になっている。


Q7. バッテリーはどれくらい持ちますか?充電の手間はありますか?

連続録音で最大30時間、スタンバイは最大60日持つ。毎日録音しても充電頻度はかなり低い。ただし、充電は専用マグネットケーブルのみ対応のため、このケーブルをなくすと充電ができなくなる点には注意が必要だ。


Q8. 日本語の文字起こし精度はどれくらいですか?

専門用語が飛び交う業務の打ち合わせでも実用レベルで変換できた。フィラー(えー・あー等)は自動でカットされるため、テキストがそのまま読みやすい状態で出力される。ただし、強いなまりや極端に早口な発話では精度が落ちる場面があった。


Q9. 文字起こしにインターネット接続は必要ですか?

AI文字起こし・要約の処理にはインターネット接続が必要だ。録音自体はオフラインでできるが、文字起こしと要約はアプリ経由でクラウド処理するため、Wi-Fiまたはモバイルデータ通信が必要になる。


Q10. 会議での録音は法的に問題ありませんか?

日本では自分が参加している会話の録音は原則として違法ではないが、相手の同意なく録音した内容を第三者に開示したり、証拠として使用したりする場合は状況によって問題になりうる。法的な判断については、具体的な状況に応じて専門家に確認することを推奨する。


まとめ

PLAUD NOTEは、「録音してあとで整理する」という作業を日常的に行っている人に向いた製品だ。

通話録音の手軽さ・AI要約の精度・バッテリーの持ち・カードサイズの携帯性——この4点が合わさっているのが実機を使い込んで感じた強みだった。

一方で、本体単体での再生不可・サブスク料金・専用充電ケーブルという3点の制約は、用途によっては購入を見直す理由になりうる。「スマホアプリと連携してAI要約まで使い倒す」という使い方が前提になるため、ICレコーダーとしてシンプルに使いたい人には合わない。

議事録作成や通話内容の記録に時間を取られている状況が月に何時間かあるなら、導入を検討する価値はある。


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執筆者

🖥 まるこ(編集長)

PC・ガジェット・ライフスタイル担当。PLAUD NOTEを自費購入し、商談の通話録音・社内打ち合わせの議事録作成で日常的に使用中。「実際に使い込んでからしか書かない」をポリシーに、購入から長期使用まで自費で検証してからレビューする。

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