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【1ヶ月使用レビュー】ロジクール Alto Keys K98Mは買い?Keychronとの比較で分かった「コトコト打鍵音」の実力と5つの弱点

  • 2月9日
  • 読了時間: 11分

更新日:4 日前

「Alto Keys K98Mって本当に『大理石のような打鍵感』なの?」「1.8万円の価値ある?Keychronと比べてどう違う?」「98%配列って実際使いやすいの?」

——そんな疑問を持ってこの記事にたどり着いたあなたへ。

メガネの男性がデスクでキーボード作業。画面にはソフトが表示。周囲に考え事の吹き出し。背景にカーテンと植物。

本記事は、編集部が自腹で購入したAlto Keys K98Mを1ヶ月以上、毎日8時間以上の業務で実使用した上での本音レビューです。競合のガスケット構造キーボード(Keychron Q5 MaxV1 Max)との比較検証も行い、「どんな人にとって価値ある1台なのか」を忖度なくお伝えします。

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目次

ガスケットキーボードの評価表

結論:購入の可否を30秒で判断する

✅ 買って良い人

  • デスクに据え置きで使う前提の人

  • Keychronのような本格的なカスタマイズキーボードには手を出したくない

  • ロジクールの安定性(Logi Bolt / Logi Options+)を優先したい人

  • テンキー付きでコンパクトなレイアウトが欲しい人


❌ 見送った方が良い人

  • 持ち運び前提の人(1.1kgは想像以上に重い)

  • 打鍵音を極限までカスタマイズしたい人(Keychron一択)

  • 純粋なコスパを求める人(V1 Maxなら半額以下)

  • US配列・ホットスワップが必須の人


一言で言うと:「ロジクールの枠の中で、最高の打鍵感を手に入れたいビジネスパーソン」が満足できる1台。ただし約1.8万円という価格帯で見ると、Keychron V1 MaxやV5 Maxの方が打鍵感のカスタマイズ性は高いのも事実です。


実使用スペック・購入情報

編集部の購入・使用状況

  • 購入方法自腹購入(メーカー提供品ではありません)

  • 購入時期:2026年2月

  • 使用期間:1ヶ月以上(2026年2月〜4月現在)

  • 使用時間:平日8時間以上/休日4〜6時間

  • 主な用途:資料作成、メール業務、長文執筆、軽いコーディング

  • 使用OS:Windows 11(Logi Options+経由で設定)


製品基本スペック(メーカー公式)

項目

内容

型番

K98MGR(グラファイト)/ K98MOW(オフホワイト)

発売

2026年2月

サイズ

幅401 × 奥行147 × 高さ39.6mm

重量

約1,100g(実測:1,098g)

配列

日本語JIS 102キー(98%レイアウト

キースイッチ

Marble Switch(独自タクタイル系リニア軸)

接続

Logi Bolt USBレシーバー/Bluetooth(最大3台)

電源

USB-C充電式(バックライトOFFで最大12ヶ月)

バックライト

白色LED(輝度調整可)

キーキャップ

PBT素材(ダブルショット)

直販価格

18,590円(税込)


1ヶ月使って分かった良い点

✅ 良い点①:打鍵感は確かに「大理石のような滑らかさ」

メーカーの宣伝文句「大理石のような滑らかさ」は、大袈裟ではありません。実際、Cherry MX軸の赤軸やGateron茶軸を使ってきた経験から見ても、Marble Switchの滑らかさは頭ひとつ抜けています

特に感じたのは「引っ掛かりのなさ」。メカニカル軸特有の途中の抵抗感がほぼなく、するっと下まで押し込める感覚です。タクタイル系なのに山が控えめで、リニア軸に近い感触。

長文を打ち続けた時の指の疲れにくさは、これまでのメカニカル系の中でベスト5に入ります。


✅ 良い点②:打鍵音「コトコト」は想像以上

これは実機を買って一番驚いたポイント。キーボードというより「木製の小物を叩いているような」深みのある音がします。

  • 一般的な赤軸キーボード:「カチャカチャ」(高音・金属反響音あり)

  • Alto Keys K98M:「コトコト・ポコポコ」(低音・こもった柔らかい音)

オフィスで使っていても、隣席の人から「何そのキーボード、静かだね」と言われたほどです。完全無音ではないですが、打鍵音を「邪魔な雑音」から「心地よいリズム」に変える力があります。


✅ 良い点③:ビルドクオリティは価格相応以上

1.1kgの重量が物語る通り、剛性は抜群です。軽いキーボードにありがちな「本体がしなる」「叩いたらズレる」といった現象がゼロ。

特にPBTダブルショットのキーキャップは、1ヶ月使って指紋の跡もテカリも一切なし。安物のABSキーキャップが1週間で光ってくるのとは対照的です。長期使用での満足感は期待できそうです。


✅ 良い点④:Logi Options+による拡張性

ロジクール製品の強みでもある専用ソフト「Logi Options+」でのキーカスタマイズは、Keychronのような上級者向けソフト(QMK/VIA)より圧倒的に分かりやすいです。

実際にカスタマイズした例:

  • 右上の「ディクテーション」キー → 「PrintScreen」に変更

  • F1〜F4 → Slack/メール/カレンダー/ブラウザの起動ショートカットに

  • Fn + 矢印キー → 音量調整と再生コントロール

コーディングスキル不要で、GUIだけで全て完結します。これがKeychronのQMK/VIAだと、ファームウェア書き換えのハードルが高い。


✅ 良い点⑤:マルチデバイス切替の完成度

Easy-Switchボタン(1/2/3)でPC・タブレット・スマホを瞬時に切り替えできます。切替にかかる時間は1秒以下で、Bluetoothキーボードにありがちな「接続し直しの待ち時間」がほぼなし。

在宅勤務でPC→iPadでメモ→スマホで返信、といった流れがストレスフリーになりました。


1ヶ月使って見えた5つの弱点

甘いレビューは書きたくないので、本当に気になった点は全部書きます


❌ 弱点①:98%配列の「矢印キー」位置が致命的に使いにくい

これが最大の弱点です。98%レイアウトは「テンキー付きなのにコンパクト」というコンセプトですが、そのしわ寄せが矢印キーに集中しています。

具体的な問題:

  • 右Shiftキーがフルサイズの半分の幅になっており、↑キーと隣接

  • ブラインドタッチで右Shift狙って**↑キーを誤爆**する事故が頻発(1日数回)

  • Endキー・Deleteキー周りの位置も通常配列と異なる

1ヶ月使ってもこの誤爆はゼロにはなりませんでした。フルサイズ配列からの乗り換えは要注意です。


❌ 弱点②:1.1kgの重量は「据え置き専用」を強制する

公称値1,100gは、実際に持ち運ぼうとすると想像以上にずっしりきます。

  • バッグに入れると1.5リットルの水より重い感覚

  • 掃除でちょっと持ち上げる時も両手が必要

  • デスクの模様替えで移動させるのも億劫

ノマドワーカー・出張族は絶対に買ってはいけません。デスクに1ヶ月置きっぱなし前提の製品です。


❌ 弱点③:バックライトのバッテリー消費が早すぎる

「バックライトOFFで最大12ヶ月」という公称値は本当です。ただし、バックライトONで使うと実態は1〜2週間でバッテリー低下通知が来ます。

せっかくの白色LEDバックライトですが、常時ONにすると頻繁な充電が必要。結局バックライトOFFで使う運用になったため、**この機能は実質「飾り」**になりました。


❌ 弱点④:ロジクール伝統の「ホットスワップ非対応」

キースイッチ(Marble Switch)を後から交換できない仕様です。Keychronのような「軸を好みに応じて変えて遊ぶ」という楽しみは一切ありません。

「Marble Switchの打鍵感を気に入る」→「買う」という一発勝負なので、家電量販店で必ず試打してから買うことを強く推奨します。


❌ 弱点⑤:価格に対する「物足りなさ」

1.8万円という価格帯は、正直に言ってKeychronのガスケット構造キーボードと真っ向勝負する金額です。同価格帯には:

  • Keychron V1 Max(約1.7万円):ダブルガスケット非搭載だが、ホットスワップ対応

  • Keychron V5 Max(約2万円):96%レイアウト+ガスケット構造

  • HHKB Professional Hybrid Type-S(約3.5万円):静電容量無接点の最高峰

カスタマイズ性で比べると、Alto Keys K98Mは「完成品として買って終わり」の枠を出ないのが正直なところ。そのかわり初心者にはハードルが低いのがメリット、とも言えます。


ガスケット構造ライバルとの徹底比較

Alto Keys K98Mが属する「ガスケット構造キーボード」市場は、Keychronが圧倒的なシェアを持っています。同構造のライバルと、ガチで比較しました。

項目

ガスケット

シングル(UniCushion)

シングル

ダブルガスケット

筐体素材

プラスチック

ABSプラスチック

アルミ削り出し

レイアウト

98%(JIS)

96%(US)

96%(US/JIS)

ホットスワップ

❌ 非対応

✅ 対応

✅ 対応

キーキャップ

PBT ダブルショット

PBT ダブルショット

PBT ダブルショット

接続

Bluetooth / Logi Bolt

Bluetooth / 2.4GHz / 有線

Bluetooth / 2.4GHz / 有線

VIA/QMK

❌ 非対応

✅ 対応

✅ 対応

重量

約1,100g

約1,100g

約2,300g(重すぎ)

参考価格

約18,590円

約20,000円

約35,000円

セットアップ難易度

★★☆☆☆ 簡単

★★★☆☆ 中級

★★★★☆ やや上級

この比較から分かる「Alto Keys K98Mの立ち位置」

Alto Keys K98Mが勝る点

  • セットアップの簡単さ:箱から出して5分で使える

  • Logi Options+の使いやすさ:GUI完結で初心者に優しい

  • ロジクールブランドの信頼感:保証対応・故障時の安心感

  • 日本市場での入手性:大手家電量販店・Amazonで即購入可


Keychron勢が勝る点

  • ホットスワップ対応で軸の好みをカスタマイズ可能

  • 2.4GHzワイヤレスでゲーミング用途にも対応

  • QMK/VIA対応でプロレベルのキーマップ改造が可能

  • アルミ筐体(Q5 Max)の所有感は圧倒的


結論:用途別のおすすめ


結局、誰が買うべきキーボードなのか

こんな人には強くおすすめできる

オフィス勤務で、毎日デスクに座っているビジネスパーソン

→ 据え置き運用で真価を発揮します


Keychronの「QMK/VIA」という単語に拒否反応が出る人

→ 設定の簡単さは明確なメリット


すでに他のロジクール製品(MX Master、MX Keysなど)を使っている人

→ Logi Options+での一元管理が便利


「一度買ったら壊れるまで同じキーボードを使う」タイプの人

→ ビルドクオリティが高く長期使用向き


打鍵音を「迷惑」ではなく「癒やし」に変えたい人

→ コトコト音は唯一無二


🚫 こんな人は他の選択肢を検討すべき

カフェ・出張先でも使いたいノマドワーカー

→ MX KEYS miniなど軽量モデルを選ぶべき


FPSなどガチのゲーミング用途

→ 反応速度重視ならG913 TKLやラピッドトリガー対応機


1万円以下の予算で探している人

Logicool K855や中華メカニカルで十分


自作キーボードやカスタマイズを楽しみたい人

→ Keychron Qシリーズ一択


US配列が必須の人

→ JIS配列しかないので対象外


よくある質問(FAQ)

Q1. 本当にオフィスで使える静かさですか?

A. 完全無音ではありませんが、周囲に迷惑をかけるレベルでは全くありません。一般的な赤軸メカニカル(「カチャカチャ」音)の6〜7割の音量感で、音の質も「低音のコトコト」なので耳に刺さりません。編集部が実際に会議室で使っても、参加者から指摘を受けたことはゼロでした。


Q2. 98%配列は慣れますか?

A. テンキーの入力や文字入力は1週間で慣れます。ただし前述の通り、右Shift・矢印キー周りの誤爆は1ヶ月使っても完全には消えません。フルサイズ配列に強い慣れがある人は、購入前に家電量販店で触って感触を確かめてください。


Q3. Mac でも使えますか?

A. Bluetoothで接続すれば使えますが、JIS配列のキーキャップがWindows仕様(Windowsキー刻印など)のため、Macユーザーは違和感を感じるかもしれません。Mac利用がメインなら、Keychron V1 Max(Mac/Win両対応キーキャップ付属)の方が素直におすすめです。


Q4. バッテリーは実際どのくらい持ちますか?

A. 編集部の実測では:

  • バックライトOFF:約1ヶ月半で1回充電(公称12ヶ月には届かず)

  • バックライトON(標準輝度):約10〜14日で1回充電 充電時間は約2時間でフル充電になります。USB-C充電中もそのまま有線として使えるので、業務に支障はありません。


Q5. ロジクール Signature K855とどっちが良いですか?

A. 求めるものが違います

  • 軽快・コスパ重視・テンキーレスでOK → Signature K855(約1.1万円)

  • 打鍵感・打鍵音にこだわりたい → Alto Keys K98M(約1.8万円) 7,000円の差をどう捉えるかは、「打鍵体験への投資」という観点次第です。編集部的には、毎日8時間以上使うなら差額の価値はあると感じました。


Q6. 保証はどうなっていますか?

A. ロジクール公式サイトでのユーザー登録で2年間のメーカー保証が付きます。家電量販店やAmazonで購入した場合も同様の保証が適用されます。Keychronの場合は1年保証(代理店経由でも同様)なので、長期保証の安心感ではAlto Keys K98Mが優位です。


まとめ|「完成された打鍵体験」を手軽に欲しいなら買い

Alto Keys K98Mは、ロジクールがついに踏み込んだ「打鍵感重視」の意欲作です。1ヶ月以上使った結論として:

👍 満足度の高い体験

  • コトコト打鍵音は本当に癒やしになる

  • PBTキーキャップのビルドクオリティは価格以上

  • Logi Options+の設定の簡単さは初心者にも優しい


👎 割り切るべき弱点

  • 98%配列の矢印キーは要慣れ

  • 1.1kgは据え置き専用

  • ホットスワップ非対応でカスタマイズ性は低い


一言での評価:「Keychronの世界観には踏み込みたくない、でもメカニカルの打鍵感は味わいたい」という人には、これ以上ない選択肢です。逆にカスタマイズを楽しみたい層には物足りなさが残ります。

1.8万円という価格は決して安くありませんが、毎日何時間も触るデスク環境への投資と考えれば、十分に元が取れる製品だと編集部では結論づけました。

気になった方は、まず家電量販店で打鍵感を試してから購入されることを強くおすすめします。Marble Switchの感触は好みが分かれるので、実機確認は必須です。

Alto Keys K98Mの本体

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🖥 この記事を書いた人:まるこ(編集長・PC/ガジェット担当)


30代・金融/コンサル業界出身。仕事柄PC環境への投資機会が多く、

気づけばガジェットの沼に全身を突っ込んでいました。

ミニPC・eGPU・自作PC・モニター・キーボードが得意分野。

「投資対効果」の視点で、「その金額に見合う価値があるか」で

レビューします。


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